英語の教科書、無駄遣いしていませんか?

こんにちは、講師の久保田です。

梅雨が明けて暑い日が続いてますね…(^^;

 

皆さんは池上彰さんをご存じですか?

テレビにもよく出ていますし、批評家・ジャーナリストとして活躍している方です。

そんな池上彰さんと作家の佐藤優さんの対談の様子をつづった

記事がとても面白かったので、今回はそれを皆さんにも共有しようと思います!

 

皆さんが普段よく使っている英語の教科書、

私や他の講師の方や塾長、教室長のころとは大きく変わってきているんです。

例えば、

 

This is a pen.

これはペンです。

 

ピコ太郎のネタでも使われる英文ですよね(もう古いかな^^;)

この文章、私たちの教科書には載っていました。

今の教科書には無くなりつつあると聞き、かなり驚きました…。

でも確かに、「これはペンです」って

赤ちゃんに教えるとき以外あまり使わないですよね(笑)

 

今の教科書には、

 

Ms. Baker, this is your pen.

Oh, yes. That’s my pen.

Here you are.

Thank you.

You’re welcome.

〈東京書籍1 30ページ〉

 

と載っています。

同じ「ペン」を示す内容でも、

これは「あなたの」ペンで、それは「私の」ペン

という使い方をした例文になっているんです。

つまり、より日常的な英語の文章が記載されるようになったということです。

 

それに、「a」「the」など冠詞の扱い方の紹介もされていました。

人の名前に冠詞はつけないと、私たちはそう習ってきました。

では、なぜ人の名前に冠詞をつけないのか知っていますか?

というか、冠詞をつけてはいけないというわけではないんです。

ただ、「Kubota」と「a Kubota」と「the Kubota」では

ニュアンスが全然違ってしまうそう。

 

「a Kubota」  久保田とかいう人

「the Kubota」 何かしでかしたあの久保田

 

冠詞をつけるとこんなニュアンスになっちゃいます。

「なんか久保田はやばい奴」みたいな感じに(笑)

だから、普通、人の名前に冠詞はつけないと習うのです。

現在の教科書は、冠詞のついた名前を使うとこのように伝わるということが

分かる構造になっているようです。

 

このように「文法・ライティング」重視の作りから「実用・スピーキング」重視の

構造になったということは、今の日本の教育方針転換と重なるところがありますよね。

 

また、中学校、高校の英語の教科書の良いところは、

世界中の様々なテーマを扱っているということ。

環境問題、貧困問題、戦争、科学技術の発達など、

とても重要で、知っておくべきものばかりです。

これらの英文を暗記するほど何度も読み返したり、

本文の暗記を通してテーマごとの単語や会話に使えるフレーズを覚えたりするだけでも

かなりの英語力と知識がつくはずです。

 

ビジネスパーソンにまでおすすめされるほどの内容なのだから、

皆さんの英語の教科書はどんな参考書よりとっても価値の高いものなのです。

ぜひ無駄にせず、有効活用してくださいね!

 

興味ある方はぜひ全部読んでみてください↓

https://president.jp/articles/-/37038

 

 

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