こんにちは。塾長の沖津です。
たまには真面目な内容を書いてみたいと思います。
東京都の高校入試の制度、ご存知ですか。
受験生、受験生の保護者様はご存知だと思いますが
中1・2年生も知らないとまずいことがたくさんあります。
都立入試と私立入試で多少違いますが、受験する生徒が多い、都立入試の話をしたいと思います。
受験日はおそらく今年度も2月24日。
「当日に点数をたくさん取れればいいんでしょ」
て思っている方。大間違いです!!
仮に当日500点をとったとします。
「どこの都立高校でも合格するじゃん!」
これが間違いです。
都立入試というのは、「当日のテストの点数」と「換算内申点」を合算した点数で合否が決まります。
換算内申点とは、各学期に出される5段階評価のものの9教科の合計点を少しいじった点数です。
もっと詳しく言うと、
当日の点数は5教科で500点満点です。
その点数を700点満点に換算します。
(点数×1.4 をすれば700点満点に換算されます。)
内申点は、9教科で65点満点です。
その点数を300点満点に換算します。
(内申×13÷9 をすれば65点満点に換算されます。)
700点と300点を合算して、1000点満点で評価された結果、合否が出されます。
換算内申のところに、「少しいじった点数」と書きましたが、そのいじり方は
また明日ご説明します。
お分かりのように、当日の点数がいくら高くたって限界があります。
換算内申で下積みをしていかなければいけません。
逆に考えると、換算内申を高くしておけば
当日の点数が思ったより伸びなくてもカバーすることもできますね。
換算内申についてもう少しお話しましょう。
換算内申点とは、先ほど記述したように
各学年、各学期末にだされる5段階評価がかかわってきます。
実際、入試に関わるのは3年生の2学期の内申点です。
このときの換算内申と、当日の点数で合否が決まるということです。
「3学期の2学期に頑張ればいんじゃん」
って思った方。その考えあまい!!!!!!
もちろん、1・2年の時に「5」をとっても
入試には関係ありません。
しかし、1・2年のころに「3」だった生徒が
3年になってから「5」をとることはかなり難しいです。
クラスで1人いるかいないかです。
学校の先生も人間ですので、1・2年のころに「3」をとっていたら、
この生徒は3の生徒。
というイメージがついてしまいます。
つまり、3年の2学期の内申点しか入試で使わないと言ってますが
その内申点は、3年間の総合で出されるとお考え下さい。
1・2年のうちはまだいいやと考えている生徒さん・保護者様。
3年になってからだと下積みができず、手遅れになってしまいますよ。
今のうちから、こつこつと内申点を手に入れましょう。