こんにちは。
今回は、私たちにとっては大変身近なお米について、統計の観点から解説していきたいと思います。
米の生産量が多い国
そもそも米は、小麦、トウモロコシとともに、世界三大穀物の一つとして世界中で多くの人に食べられており、
年間7億8200万トンもの量が生産されています。
では、そんなにも膨大な量はどのような国々で生産されているのでしょうか。
米の生産量(もみ量)上位5か国についてはこのようになります。
日本にも水田が多く、また主食が米であることから生産量が多いイメージがあると思いますが、
世界では13位の生産量です。
小麦の統計でも同じことが言えますが、主食の生産上位国は、人口の多い国が占めています。
米の生産量1位の中国は人口が約14億人、5位のベトナムでも人口約9,700万人で1億人近くなっています。
しかしながら例外もあり、タイは米の生産量3,219万トンで世界6位なのですが、人口は約6,900万人であり、
他の生産上位国に比べてそこまで人口は多くありません。
また、米を主食としないにもかかわらず、米の生産量では日本の一つ上の順位、12位につける国があります。
それがアメリカ合衆国で、生産量は1,107万トンです。
加えて、アメリカ合衆国は1haあたりの収穫量では世界3位になるのです。
このタイとアメリカ合衆国の米生産の不思議については、こちらの統計をご紹介することで解説しようと思います。
米の貿易量
米は、世界中で年間約4,400万トンもの量が取引されています。
それではまず、輸出上位国から見ていきましょう。
先ほどご紹介した、タイとアメリカ合衆国がどちらも輸出上位国としてランクインしています。
つまり、この2国の米生産は、輸出指向が強いことが分かります。
どちらも、生産量の約3割が輸出に当てられているのです。
また、輸出の統計として注目すべきはもう1点あり、それは生産量1位の中国が輸出量では6位にまで下がるということです。
では次に、輸入量を見てみましょう。
このように、なんと生産量1位の中国は輸入量においても世界1位となるのです。
これは、増大する国内人口を補うためなのです。
では、同じく膨大な人口を抱えるインドはどうでしょう。
輸出量において1位になっています。
実は、国内での供給量は足りていないにもかかわらず、国外へ流出してしまっているのです。
このように、統計を見比べることで様々なことを考察することができます。
まとめ
今回は、世界中で作られ、取引される米について、3つの統計を紹介しながら解説しました。
少しでも面白さを感じていただき、地理や統計に興味を持っていただけると幸いです。
個別指導塾B-fatは、上野毛駅に近い地域密着型個別指導塾です。
小学生・中学生・高校生の勉強のサポートをします。
上野毛・等々力・二子玉川地域で塾をお探しの方は、ぜひとも足を運んでみてください。
講師ともどもお待ちしております!
◇無料体験授業・学習相談のお申し込みはこちら↓
◇B-fat公式HPトップはこちら↓