今回は心理学部をご紹介します。
この記事を読めば、心理学部で何を学べて、どのような学部なのかを理解することができます。
心理学部とは
あなたは心理学部にどのような印象を持っていますか?
「相手をコントロールできそう」
「人の心を読めるようになりそう」
このようなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
また
「心理テストが強くなりそう」
なんてイメージをしている人もいるかもしれません。
しかし、実際に学ぶことは全く違っています。
心理学部に入っても、人の心を見抜く事ができるようになったり、心理テストが強くなることはありません。
端的に説明すると、心理学とは統計を用いて人間の心を分析する学問です。
次から心理学部ではどのようなことを学ぶのか具体的に説明していきます。
心理学部の具体的な内容
心理学と一口に言っても、様々な分野があります。
代表的なものを挙げると
発達心理学
教育心理学
社会心理学
認知心理学
犯罪心理学などがあります。
一つずつ簡単に説明していきます。
発達心理学
人間が年齢を重ねるごとにどのように変化・発達していくのかを研究する学問です。
乳児期、幼児前期、幼児後期、学童期、青年期、成人期、壮年期、老年期と8つの発達段階に分けて、それぞれの段階でどのような課題を抱えやすいのかなどを学びます。
発達心理学を学ぶことによって、子供の行動などが理解しやすくなるため、育児や教育などにも応用できます。
教育心理学
教育する中で起こる問題を明らかにして、その問題を解決できるような方法を見つけようとするのが教育心理学です。
具体的には、より理解を深める教材の使い方や、自ら勉強しようという気持ちにするにはどうすればいいのかなどを学びます。
教育心理学や発達心理学は、子供への理解が深まるだけでなく、普段の教科指導にも使える知識のため、心理学部以外でも教職課程を選択すると必ず履修しなくてはいけません。
社会心理学
社会環境の中で人間がどのような行動をとり、規則性があるのかなどを学びます。
社会心理学では大きく「個人と個人の関係」「集団同士の関係」の2つに分けられます。
個人と個人の関係は、他者に対する行動と心理について学びます。
会う回数が多いほど好感を持ちやすくなる単純接触効果は有名ですよね。
集団同士の関係は、人種差別はなぜ起こるのか、集団で話し合った結論の傾向などを研究します。
認知心理学
知覚、記憶、思考、言語など人間の認知に関する働きを明らかにすることを目的とした学問です。
文字をずっと見ていたらこんな形だったっけ?と感じ始めるゲシュタルト崩壊も認知心理学の一つです。
犯罪心理学
犯罪や、犯罪者について研究する学問です。
なぜ犯罪を起こしたのか?という犯罪者の動機や心理以外にも防犯や更生なども学びます。
犯罪心理学を応用して捜査したりするなど現場で実際に使われていることが多い学問です。
心理学部の主な進路
結論から書くと、心理学部の就職先は一般企業が最も多いです。
「心理学の資格を使った仕事が主な就職先じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、心理学を専門とする仕事は少なく、仮に資格を取ったとしても専門職につく人はかなり少ないです。
しかし、心理系の専門職に就かなくても、仕事であれば人と必ず関わるため、心理学の知識は活かすことができます。
ちなみに心理学の専門職で代表的な仕事は、臨床心理士です。
臨床心理士とは、精神的な悩みを持つ方の相談相手となり、心理カウンセリングを行う人のことです。
心理カウンセリングを行う人の中でも、日本臨床心理士資格認定協会が認定する資格が必須であるため、信頼性が高いカウンセラーと言えます。
臨床心理士になりたい場合は、大学院に進学し、臨床心理士資格認定試験に合格する必要があります。
今回は心理学部についてご紹介しました。
心理学部は、イメージと実際に学ぶことにかなりギャップがある学部の一つだと思います。
そのため、全ての受験生に言えることですが、事前にどのようなことを学ぶのか、しっかり調べる必要があります。
また、心理学は非常に範囲が大きい学問のため、他の分野と重なって研究されていることがあります。
そのため、「心理学部」以外でも学科や専攻コースで心理学を学べるところは、多いです。
心理学を学びたい方は、ぜひ「心理学部」以外の学科・専攻コースなども調べてみて下さい。
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