今回は、改訂された中学の社会について書きます。
社会科には、地理、歴史、公民の3科目があるため、それぞれの変更点と全体的な変更点を説明します。
歴史の変更点
歴史は授業時間が130時間から5時間増えて135時間になります。
授業時間数の増加に伴って領土問題の流れや世界史的要素が増えました。
世界史的要素としては、ギリシャ・ローマの文明、モンゴル帝国の拡大、ムスリム商人の活躍、アメリカの独立、フランスの革命等の市民革命についてなどの内容が充実します。
また、歴史の教科書では約半数のページが近現代の内容で構成されています。
これは近現代の日本を達観して、時代の特色を多面的、多角的に考察し、表現させるという目的があります。
地理の変更点
歴史の授業時間が5時間増えたことにより、地理の授業時間が5時間減って115時間になります。
地理の変更点としては、中1の終わりから中2の初めに行われていた時差の内容が中1の初めに移行します。
また、学習する項目が「世界の様々な地域」「日本の様々な地域」の2つだったのが、「世界と日本の地域構成」「世界の様々な地域」「日本の様々な地域」の3つに再編されました。
公民の変更点
急速な情報化に伴い、ICT関連の単語が多数掲載されます。
他には、選挙権年齢と成人年齢が満18歳以上に引き下げられたことに対応して、選挙の流れが分かるページや、契約はどの時点で成立してるのか、一度購入した商品をクーリングオフ出来るのかなど、場面を設定して消費者としての知識をまとめたページが設けられました。
災害時の防災やハザードマップなどについても具体的に取り上げられています。
全体としての変更点
新しい教科書では、知識の習得だけではなく、多くの資料が与えられその中から課題を探して、解決するという流れの課題解決型の学習が重視されます。その課題の一つとして、地理、歴史、公民の全てにおいてSDGsが挙げられています。
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された2016年~2030年までの国際目標のことです。
「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など、現代社会の諸課題17のゴールから構成されています。
SDGsは、新しい教科書に先駆けて、中学校や高校、大学の入試問題で扱われているため、必ずといっていいほど、知らなくてはいけない分野です。
今回は、社会について書きました。
この記事で、中学教科書改訂についての内容は以上です。
今まで高校の範囲だった内容が含まれる英語・数学は、難しく感じることが多いと思います。
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