今回は法学部についてご紹介します。
この記事を読むことによって、法学部がどのような学部なのか理解することができます。
法学部とは
あなたは法学部にどのような印象を持っていますか?
「法律や憲法を丸暗記する学部」
「すごくお堅い学部のイメージ」
このような印象を持っている人もいるのではないでしょうか?
しかし実際はそんなことありません。これから詳しく説明していきます。
まず、法学部について理解するためには、法律についての正しい理解が不可欠のため、法律について説明します。
法律とは、簡単にいうと社会秩序を維持するためのルールです。
ルールというとしっかり定義が決まっていて、むしろしっかり決まっていないとダメな感じがしますよね。
しかし実際の法律ははっきりしたものではなく曖昧なものが多いです。
(法律的にグレーという言葉はよく聞きますよね)
これは法律を校則に置き換えて考えるとわかりやすいと思います。
例えば、廊下を走ってはいけないという校則があったとして
どこからが歩きでどこからが走りになるのでしょうか?
また、競歩のような早歩きはどうなるのでしょうか?
さらに条件によっても校則は変わります。
体調が悪い友達がいて、助けるために走っても罰せられるべきなのか?
極端な話、不審者が目の前にいて、走らないと殺される場面において
廊下は走ってはいけないという校則があるからといって走らない人はいませんよね。
このように案外、校則は曖昧さを含むものです。
校則と同じように、解釈や条件によってどちらの捉え方もできるが、どちらよりなのかを決めるという曖昧なものが法律なのです。
そのため、法学部は憲法や法律を丸暗記するだけの学部ではなく、判例(過去の判決の実例)などを参考にして
どのような解釈をする方がいいのかを考えたり、議論したりする学部なのです。
法学部の学科
大学によって様々な学科がありますが、法学部の代表的な学科は法律学科と政治学科の2つです。
(大学によっては法律学科しかないところや、学科名が違うところもあります)
簡単に違いを説明すると、法律学科は、現在ある法律をより深く理解する学科で
政治学科は、政治の問題を解決するために新たにどのような法律が必要かを考える学科です。
また学科は分かれていますが、単位として取れる授業は被っているものも多いそうです。
法学部の進路
「法学部といったら、将来は弁護士や検察官、裁判官などになるの?」
と思われがちですが、実際は法学部の進路先としていろいろな業種があります。
その理由は、そもそも法律関係の仕事に必ず就こうと思って入学している人が少ないことや
直接法律に関わる仕事でなくても、リーガルマインド(法律を使って適切に物事を解決する能力)はどの業界でも
役に立ち多様な業種にニーズがあるからです。
実際に法律の知識が重要視される金融業・保険業以外にも公務員や、食品系の製造業なども主要な進路先としてあります。
もし、あなたが弁護士や検察官、裁判官になるために法学部に入学するなら、大学卒業後、法科大学院に進学し、司法試験を受けるという流れが一般的です。
今回は法学部について書きました。
暗記するだけのお堅い学部という印象があった方がこの記事を読んで法学部も楽しそうだなと思っていただけたら嬉しいです。
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