こんにちは、講師の久保田です。
今月の学部紹介では、理系学部の中でも人気の高い獣医学部について書きたいと思います。
獣医学部と聞くと獣医師になることをイメージすると思いますが、実際は様々な研究を行う学部です。
主には獣医師の育成を目的にし、動物の病気の診断・予防・治療方法などを授業や実習をとおして学びます。医学部や歯学部、薬学部と同様に6年制でカリキュラムが組まれており、大学によって「獣医学部」「農学部獣医学科」などといった名称で設置されています。
獣医学部で取れる資格は次のものが挙げられます。
・獣医師
・ペット栄養管理士
・家畜人工授精師
・認定動物看護師
・種畜検査員
・食品衛生管理者(任用)
やはり理系学部は、文系学部とは違って取得できる資格も専門性の強いものが多いですね。
では獣医学部卒業後の進路はどのようなものなのでしょうか?
・動物病院
やはり代表的なのが、獣医師として動物病院などに就職する進路です。
・動物園・水族館・公営競馬
獣医師として動物園や水族館に従事することもできます。主な業務はその施設で飼育されている動物の健康管理や診療です。基本的には動物が病気にかからないように予防に注力し、残念ながら死亡してしまった動物は病理解剖を行ってほかの動物の健康管理に役立てたりします。
・国家公務員
獣医師の資格を取って、国家公務員として農林水産省や厚生労働省で働くという進路もあります。しかし、国家公務員の試験に合格する必要があります。
・地方公務員
都道府県の地方公務員として、畜産行政や公衆衛生に関わる仕事にも就けます。こちらも基本的には公務員試験を受験し、合格する必要があります。
・家畜診療所
畜産農家などから依頼を受けて、産業動物の診療や出産などのケアを行う診療所です。
・製薬会社
獣医学に関する知識を生かして、動物用の医薬品研究や開発に携わります。
こう見ると、公務員や製薬会社など、就職先としては獣医師だけではなく様々なものがあることが分かります。
また、大学院へ進学して最終的には大学や各種研究機関での研究職として就職する選択肢もあります。
そんな獣医学部ですが、とても難易度が高い…。
国内での獣医系大学は現在、国立大学法人10・公立大学法人1・私立6の17大学。
そう、獣医学を学べる大学がとても少ないんです。
さらに、獣医学部・学科を有する全大学を通して、国公立大学の総定員370名と私立大学の総定員560名を足しても930名という1000人未満しか募集がない。
それでいて人気だから、どの大学も倍率が高くなってしまいます。
ですが、獣医学部は動物の体や生命について深く学び、学んだ知識や身につけたスキルを活かして活躍できる場が多くあります。
動物に関して興味のある人は、ぜひチャレンジしてほしいです!
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