こんにちは、B-fat講師の久保田です。
今回は、高校生向けに大学の学部紹介をしたいと思います!
B-fatの講師の皆さんは、大学で文系・理系様々な学部を専攻し、学んでいます。
せっかくなので、そんな講師の皆さんに自分の学部ではどのようなことを学んでいるのかを教えてもらうことにしました!
今月はまず、秋月先生と私が所属している文学部についてご紹介します。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
文学部ときいてパッと思いつくのが、国文学、英米文学やフランス文学などの外国諸文学ですよね。
実際に秋月先生はドイツ文学を専攻しています。
文学部の中でも、この文学専攻では、残された各国の文学作品を読み込み、筆者の思考をはぐくんだ生い立ち、その作品が書かれた時代背景や当時流行した思想などを研究します。
でも実は、文学部で学ぶ分野は文学だけではないんです。
例えば哲学・歴史・芸術など、人間が作り出してきた文化について、地域や時代、領域を超えて研究対象を探索し、さまざまな方法を用いて幅広く研究する学問なんですよ。
Wikipediaによるとこんな感じ…。
◆思想
哲学、倫理学、美学、芸術学、宗教学など
◆歴史学
日本史、東洋史、西洋史、考古学、美術史学など
◆文学・言語学
日本文学、英文学、フランス文学、ドイツ文学、中国文学、言語学など
◆行動科学
心理学、社会学、教育学、文化人類学など
◆その他
地理学、図書館情報学、新聞学など
今では大学によって、例えば心理学や教育学などはそれ自体が学部として独立しているところもあります。
ちなみに私が専攻しているのは、思想に分類される倫理学。
物事の善悪の基準が各時代・各国によってどこに置かれているのか、そして今起こっている様々な倫理的問題(脳死の問題とか、戦争の是非の問題とかね)に対しどのような解決方法が考えられるのか、そういった研究をしているわけです。
興味があったら是非話そう!!!(笑)
あ、思想家の研究を行う点では哲学とよく似ていますが、哲学が比較的古い思想家から扱うのに対し、倫理学では近代以降の比較的新しい時代の思想家を扱います。
そういえば塾長の松木さんも実は文学部日本史学科出身。
専門の歴史学の観点から、史学と考古学の違いを教えてもらいました。
歴史学が文献史料を主な研究対象としているのに対し、物質資料や考古史料を研究対象としているのが考古学なのだそう。
つまり、両者の違いはあくまで研究対象の違いであって、時代の新旧による区分ではないのですね。
詳しく知りたい方はぜひ松木さんに聞いてみるとよいですよ^^
こうしてみると、じゃあ文学部は過去の文献ばかり扱うのかなぁと思われがちだけど、サブカルチャー、ポップミュージックみたいに現代のものをテーマに研究することもできます。
それから、文学部は就職に困るんじゃないかともよく言われるけど、そういうわけでもないんです。
マスコミや製造業、金融、IT、サービス業など幅広い分野の企業への就職のほか、教員、公務員、大学院進学など、文学部出身の学生は様々なところで活躍しているんですよ。
文学部で学んだことは、すぐには社会に出てから役立つこととは言えないかもしれないですね。
でも、論理的な思考力や語学力、コミュニケーションのスキルなど、文学部での学びが養う力は、人間としての深みを培う重要なものだと思います。
少しでも文学部の魅力を伝えられたら嬉しいです!
来月はまた別の講師の方に話を聞いて、別の学部の紹介をしたいと思います。
お楽しみに~^^
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