こんにちは。塾長の沖津です。
皆さんは、高校や私立中学を選定するとき、合格実績を見ますか？
あの数字、なんか怪しくないですか？
ある私立高校の合格実績です。
東京１
東京工業１
電気通信４
東京外語２
東京藝術５
横浜国立４
宇都宮１
埼玉２
千葉２
首都大学東京７
横浜市立１３
早稲田４４
慶応義塾１１
上智１２
国際基督１
東京理科１９
明治６１
青山４９
立教３８
中央４３
法政４３
学習院１１
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・
・
・
いや、あんたの学校どんだけ卒業生いるの！？
この学校のこの年の卒業生は３３３名。
今名前を上げた大学の合格者だけでも３６０人以上います。
浪人生は入れていません。
実は、「合格実績」という言葉は便利なもので
１人が複数の学校に合格すれば、延べ人数として合格実績に加算することができてしまいます。
例えば、Aくんが早稲田大の商学部と文学部と教育学部の３学部に合格したとすると、その１人で早稲田の合格者が３名となります。
おかしな話ですよね。
早稲田に合格する人は、その他のMARCHと言われる学校の合格ももらっているでしょうから、Aくんだけで合格実績をたくさん稼げてしまいます。
それに対して、「進学実績」という言葉もあります。
「進学実績」は、実際にその年の卒業生がどこの大学に進学したかという数値なので、１人に対して１つの学校しか加算されません。
そのため、卒業生の数＝進学実績の合計数
となります。
この「進学実績」を公表している学校は少ないですが、この数値を出している学校は自信がある表れであると私は思っているので
いい学校だと思っています。
志望校を選定するときには「合格実績」という数値を信用しすぎないようにしましょうね。
ちなみに、大手予備校や有名中学受験塾でも同じような表記をしています。
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